第6回　いくつご存知ですか？歯の付くことわざ

ヒロインはやっぱり明眸皓歯ですね。きれいな人は人をひきつけますね。気をつけてみますと歯にまつわることわざや、言い習わしが案外たくさんあるようです。普段忘れていても、やっぱり歯は、暮らしの中で気になる存在で、深い含蓄を歯に託して暮らしの知恵を表現してきたようです。歯にちなんだことわざを少しのぞいてみました。

1. ごまめの歯軋り
どこかで聞いた・・そうでしょう。15区の衆議院の新聞のタイトルで、力の及ばない者が憤慨することで、ゴマメは片口鰯の干し物です。

2. 目には目を。歯には歯を
こうむった被害には同じ仕返しを。ハムラビ法典の報復規定から出た言葉です。

3. 歯に衣(きぬ)着せぬ
言いたいことをずけずけいう。

4. 奥歯にものをはさむ
どこかすっきりしない気持ちをひそめている感じ。

5. 明眸皓歯
先ほど述べました、瞳が澄んで歯が白いことで、美人の形容。先輩たちの歯への思いが伝わってくるようです。