歯に関するお役立ち情報!久保田院長の連載コラム「歯ッピーな話」

第12回 朝抜きの大学生の成績

朝食は1日の活力の素として重要であることは周知の事実であります。アメリカのアイオワ大学の調査によると、男子学生を朝食を食べているグループと食べていないグループとに分けて、学業成績と授業態度を比較すると、朝食を食べているグループの方が成績・態度とも優れていたという報告がありました。

わが国でも1978年と1979年の2年間にわたって、全寮制の自冶医科大の学生を対象に調査をしました。毎日朝食をとっている学生59人と、とっていない学生149人の学業成績の比較では、朝食組の平均点数が3点上回っていたという報告もあります。

話はチベットに移りますが、チベットでは生後2〜3ヶ月になると、肉の丸湯でしたものをおやつ代わりに与え、歯茎を鍛えているようです。まだ歯が生えていない歯茎で噛み付き、あごを動かして噛む運動を繰り返し、あごを動かす機能を発達させています。
いずれにしましても、噛む行為により脳内の幾種類もの化学伝達物質が遊離され、脳細胞が活性化し、その部の血流が増加します。皆さん、朝は必ず食事をしましょう。


>>最新記事を見る   >>バックナンバー一覧を見る

久保田歯科ウェブサイト トップページ

>>閉じる<<