老後に向けて歯を貯蓄してみてはいかがですか?というふれこみで親知らずなどを抜いた歯を冷凍保存し、加工し再利用する全国で始めて<ティースバンク歯の銀行>を広島の大学ではじめました。抜歯は、臨床では医療廃棄物になるケースがほとんどで、患者さんよりもったいないという声が多く、研究に着手し、実用化に成功しました。抜歯後放置した歯は細胞が壊死してしまうので、歯を冷凍保存することで細胞を培養し修復することに成功しました。保存した歯は、形を加工すれば、親知らずを奥歯にしたり、歯を前歯にすることも可能で、そうすることで、歯の内部には刺激を伝えるセンサーがあり、いればと違う歯ごたえも感じることができるという。
このバンクは、2004年5月よりスタートし、医療保険の適用外であります。ちなみに料金は、1本当たり保存(40年間)が3万円、治療費を含めると13万かかります。入れ歯にしたくない人の夢のような話ですが、まだ、神奈川県にはおこなっている医療機関はありません。ベンチャー企業として教授が立ち上げました。(スリーブラケッツ)