歯に関するお役立ち情報!久保田院長の連載コラム「歯ッピーな話」

第33回 歯科治療と金属アレルギー

以前TVでアマルガムと歯科治療は、人体にアマルガムの水銀の口腔内流失が口腔に害をもたらすのではということで問題になったことがありましたが、結局は、問題がないと言う結論に達しました。ちなみに、私のところでは、アマルガム治療を行っていませんが。このような歯科治療の中で、用いられている金属にまれではありますが、アレルギー症状が起こすと言われています。現在、歯科医療では、金銀パラジウムなど、約20種ほどの金属が使用されています。アレルギーを起こす金属の特定は非常に難しく厄介です。
アレルギーの検査として、パッチテスト(皮膚でのアレルギーのテスト)が一般的ですが、これをやってもなかなかはっきりと結論が出ません。金属がアレルギーだとわかった場合、口の中の金属をすべて除去しセラミックやプラスチックに全て置き換えなければなりません。以前に、金属アレルギーで皮膚科より依頼された子供で、金毒をすべて除去したのですが、軽減されず、結局は、砂場の微量な金属が原因でした。この金属アレルギーは、長期の通院と、複数の医療機関の受信が必要で、結構負担となります。


>>最新記事を見る   >>バックナンバー一覧を見る

久保田歯科ウェブサイト トップページ

>>閉じる<<